来たる旋風

川 ΦeΦ)金のはさみ⊂*`∀´*⊃ムー!

北山くんのでっけー夢(推測)


 

 

皆さん、お久しぶりです。元気に過ごされていましたか?Kis-My-Ft2LIVE TOUR 2021 HOME最高でしたね!祖母の十七回忌だと偽って有休を取った甲斐がありました!

 

もちろんライブ自体が神がかっていましたが、今回の見所は何と言っても7人それぞれのソロ曲でした。北山くんのソロ曲「灰になる前に」を皮切りに、素晴らしい楽曲の数々がYoutubeを経て世に放たれました。その中でも異彩を放ったのが、千賀さんのソロ曲「Buzz」でした。

 

灰になる前に

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Buzz

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もちろんどのソロ曲も好きですし、なんなら私は二階堂くんの「BRAVE TUNING」が一番お気に入りなのですが、このブログは北千を語る場なので心を鬼にして2曲だけリンクを貼ります。

 

さて、今回久しぶりに記事を書こうと思った理由はBuzzの方にあります。灰になる前にの事も語りたいのは山々ですがね?簡潔に言ってしまえばこうなります。

 

 

 

祝!!!北山くんの念願の夢だった「千賀健永作詞作曲なんならセルフプロデュース曲」がついに日の目を見たからです!!!!

 

 

 

いや〜〜〜ここまで長かった。長い道のりでした。ジグザグな道もあれば凸凹の峠道もありましたよ(これを言いたかっただけ)。やっと、やっとこの日が来ましたね。……えっ?勝手に北山くんの夢を捏造するな?いやいや!これは決して北千好きの妄言ではない!はずです!

 

そんなわけで(?)今回の主題は、「北山くんがいかに千賀さんの作詞作曲した楽曲が世に放たれるのを待ち侘びていたか」です。たぶん余談が混じりまくりますが、宜しければ最後までお付き合いください。

 

 

 

 

  • ①Jr.時代

 

まず、話はJr.時代に遡ります。というかWEB LOG Day1で引用したテキストそのままなんですが…。

 

今は"千賀と言えばダンス"っていうイメージがあると思うけど、オレはそれ以外のセンスもあるヤツだと思ってるんだ。それは詞だったり、絵や音楽制作の才能だったり。だから今後はダンスだけじゃなく、そういう方面も含めてのセルフプロデュースをしていったら、もっと千賀という人間の幅が広がると思う。

 

キスマイの初写真集、「Kis-My-Ft2-1st(ワニブックス)」より。このタイトル、未だに「Kis-My-1st」とこんがらがるんですよね…。

 

そう、北山くんはJr.時代から既に千賀さんの才能を感じ取っていました。出版は2010年10月なのでデビュー発表間近ではありますが、もはや予言レベル。実に11年かかってここまで来たと思うと既に目頭が熱い……。逆になんで11年もかかったんですか???(謎の逆ギレ)

 

ここはマジの憶測なんですが、北山くんは自分もこの当時から作詞作曲(「今ナニヲ想ウノ」など)をやっていたからこそ、千賀さんの創作にも興味を持っていたんじゃないのかな、と思うんですよ。やっぱり自分と近しい趣味があるメンバーがいたら嬉しいんじゃないかな、って。気になってくるんじゃないかな、って。そしてちょっとばかし執着してもおかしくはないんじゃないかな、って……。(to be continued…)

 

 

  • ②第4回コンビランキング

 

続きまして、北千好きにとっては最大の疑問点でもある第4回コンビランキング(2014年2月発売のduet)結果発表から。そう、北千が21コンビ中21位となった回です。北山くんのいるコンビで唯一1位(言うまでもなく)と21位を飾った回です。高低差激しすぎる。ある意味不名誉なはずですが、この時の北山くんのコメントがとっても好きなのです。

 

千賀は、キスマイの中でいちばん年下だけど、感性が豊かだし、そういうところを伸ばしていったらいいと思う。今度いっしょに曲作ったりしてみたいな。作詞作曲、共同でふたりでやってみたい! 

 

 

早よやれ〜〜〜!!!こちとら7年待ってるんじゃ〜〜〜!!!

 

おっといけない、失礼致しました、つい本音が…。このように、北山くんは21位を取ってしまおうがそんなの一切気にせず、千賀さんとの共作を希望していたわけです。たぶん今も希望しているとは思うんですがね? 

ちなみに、千賀さん側のコメントはこんな内容でした。

 

あ〜…。これはね、しょうがないよね。下がった理由は、たぶん『キス濱ラーニング3』でふたりがよくケンカしてるシーンが流れたからじゃないかな?あの口論とかは、あの時だけだからね?(笑)ふだんはフツーに仲いいし。今年は仲のいいところだけをアピールして、次は順位上げるよ!

 

21位の原因、ケンカ(コント)かぁ………。(遠い目)

 

実際、仲のいいところだけをアピールしたのかは定かではないですが、第5回コンビランキングでは11位にまで上がりました。良かったね、千賀さん!しかし、この話はここで終わりません。

 

 

  • ③2016年

 

続きまして、キスマイデビュー5周年イヤーの2016年。上述の今ナニヲ想ウノが収録されたアルバム「I SCREAM」が発売された年です。千賀さんが「Get Ready」でカッコいい自分を見せながらも二階堂くんに愛を伝え続けた年です。初日に赤いハットとパンツを見た瞬間、まさか…!?と思ってしまった事は反省しております

 

今ナニヲ想ウノ

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Get Ready

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そんな2016年、キスマイがアイドル誌を卒業した今、最後だったと分かってしまった第6回コンビランキングの結果が発表されました。我らが北千は栄えある16位でした。…下がっとるやんけ!ワースト5って!救いはないんですか!?

 

ですが、私はこの結果発表が掲載された号(2016年8月発売のduet)の北千が、現時点で1番好きなグラビアです。画像が載せられないのが口惜しいですが、後頭部をくってけて背中合わせになり、北山くんは目を閉じていて、千賀さんは目を開けて上の方を真っ直ぐに見つめているグラビアを見るたびに、あまりの尊さに過呼吸になります。この説明で分かった人はもう北千沼に足を突っ込んでるかもしれませんよ。

 

話を戻します。今回は北山くんから千賀さんに向けてこんなコメントが寄せられました。

 

自作の曲をたくさんストックしてるらしいから、そろそろ表に出してもいいんじゃない?一度、バラエティーで曲を披露したとき、みんなの微妙な反応に心が折れたっぽいけど(笑)。でも、キスマイのシングル曲として出せたらすごいよね!

 

 

 

 

これこそでっけーーー夢では!?!?!?

 

 

 

あっ、すみません、その、超現実的に見てメンバーが作詞作曲した楽曲がシングルとしてリリースされた機会って実はそんなには多くないんじゃないかな、っていう私の意見が先行しまして!?もちろん出たら50枚くらい積みますけど!?北山くんが作詞作曲したシングルが出ても積みますけど!?!?

 

……と、一瞬パニックにはなりましたが。北山くんが言う「バラエティー」というのは横尾さんと千賀さんが出演した「ダウンタウンDX(日本テレビ系列)」、披露した楽曲は「right here」でした。ただ、その……えぇ……今聞いてもスタジオにいた横尾さんと同じ表情をしてしまうんですよね(最大限のオブラート)。本当にBuzzの完成度の高さをひしひしと感じます(最大限のオブラート)。

 

そう、一度は心が折れた千賀さんを、北山くんはずっと信じ続けたんですよ。自分の曲よりも千賀さんの曲がシングルになる事を祈ってるわけですよ。強く深く祈り…(これを言いたかっただけ)。

 

ほか、この号では2人の対談もありました。その内容がこちら。

 

「ふたりで何かやればコンビ順位は上がるのかな?コンサートで、ミツが歌うときにオレがピアノひくとかどう?」

「カッコよくバラードとかいっしょにやってみたいね!逆でもいいかもよ」

「ミツがギターで、オレが歌とかね。どっちかのパターンで早く実現できるといいね」

 

 

 

だから早よやれ〜〜〜!!!どっちのパターンもやれ〜〜〜!!!

 

 

……再び失礼致しました。

 

そして年末。とある雑誌のインタビューで、北山くんは千賀さんについてこう語りました。

 

天然!自分の世界観がある感じです。創作意欲が強くて、作詞や作曲をしたりとクリエイティブな一面もあるみたいですよ。

 

分かりやす〜い!とっても的確に千賀さんを紹介している〜〜〜!

 

そう、何を隠そうこれは「週刊少年サンデー(小学館)」でキスマイが表紙を飾った際のインタビューでした。キスマイをよく知らない少年達に、千賀さんの魅力を紹介するにあたってはパーフェクトですね。まだこの時はそこまで千賀さんも自身の作詞作曲する側面を押し出してはいない段階(「BOMB」の作詞くらい、「道しるべ」リリースがこの直後)でここまで言うのですから、もう筋金入りですね…。

 

 

  • ④2019年

 

急に3年も飛ばしてすみません。細かく語ってるとキリがないため、大きく分けたらこうなりました。この年はついに「僕ハ君ナシデ愛ヲ知レナイ」で、北山くんが作詞作曲、千賀さんが振り付けをするという、間接的な北千楽曲が生まれた年でもありました。

 

そんな君ナシが披露された「LIVE TOUR 2019 FREE HUGS」の特典映像KIS-MY-TVスペシャル~祝 デビュー8周年 初めて語り合う「メンバーのいいところ」~にて、北山くんは千賀さんのいいところをこう語りました。

(この内容、WEB LOG EXTRAであえて詳細を語りませんでしたが、ここまで来たら文字起こしします)

 

「いやぁ俺、1番なんか美的センスっていうか、才能…が…俺1番、あるんじゃねぇかな、って俺思って…」

「なんかアレだよねぇ?アンコールのあのー、車の絵をねー」

「ペイントね」

「ペイントもやってるし」

「う〜ん…。絵もそうか、絵もそうだし、振り付けもそうだし…。なんか俺千賀のー、もっとなんか自分で作ったモノ、いろんなモノ見てみたい」

「たしかにね、絵だとか」

「個展じゃないけどね、そういうのやってもらいたいよね」

「たしかにー」

「絵もそうだけどさ、曲もめっちゃストックあるでしょ?千賀実は」

「たぶんもう80曲くらいあるんじゃない?」

「世に出てないけどー、まだ、いろんな才能を…」

「ありそうだねー」

「あるよねー」

 

はい。これ、文字だと伝わりにくいのですが、横尾さんが絵を中心に話そうとする中、北山くんは絵より先に曲の事を話したいんだろうな、って言うのが声のトーンで分かるんですよ。「絵もそうか」「絵もそうだけどさ」って、絵の事が想定外だからこそ出た言葉でしょうし…。正確には、全体的に千賀さんの創作物を見たいけどまずは曲を聴きたい!って感じでしょうか。恐らく、絵や振り付けはちょこちょこ世に出てたので、まだまだ知られてない曲の方に興味を惹かれていたんじゃないでしょうか?

 

しかし!!!この直後に二階堂くんから千賀さんへのハイパーウルトラアルティメット大告白タイムが始まるので、大抵の視聴者の記憶からこの北山くんの話は飛んでしまってるのではないでしょうか…。シンメには永遠に敵わない…。気になる方はこちらをチェック!

LIVE DVD & Blu-ray『LIVE TOUR 2019 FREE HUGS!』 | Kis-My-Ft2 Official Website

 

この企画の収録自体はデビュー記念日の8月10日でしたが、円盤の発売日は12月11日です。実はその間に、こんな事が起きてました。

 

ドラマ「ミリオンジョー(テレビ東京系列)」放送開始前の番宣動画にて、インタビュアーさんがドラマの内容に合わせて、とある質問を投げかけました。

 

Q.成りすましてみたいメンバーはいますか?

 

私は鍛えられた北千厨なので、この質問を見た瞬間にガッツポーズをしました。それでは、その時の回答の字幕をここに連ねていきます。

 

「…千賀?」(困ったように笑いながら)

「千賀さんはプライベートで絵とか美術的なものをつくっていたりとか描いていたりとかしているらしいんですよ」

「噂ですよ!僕は見たことないんで」

「だからその真相を確かめたい」

「なりすまして家に帰って本当にその自分で描いた絵があるのかとか曲があるのかとか」

「結構作曲とかもたくさんされてるんですって」

「俺の聞いたところによると70曲あると」

 

「それを俺がなりすまして聴く!聴いてみたい!」

 

 

 

ついに聴けてよかったですね、北山くん…(涙)ありがとうBuzz…。

 

ありがとうもう付き合ってないんだね、ありがとうケイ、ありがとうAction(月が綺麗ですね)、ありがとうカヌレ…。(※北山くんが聞いたかどうかは不明)

 

と、つい涙ぐんでしまいましたが、話してる内容は普通に不法侵入なんですよね(笑)入れ替わりたいメンバーは?って質問ならこの回答でも良いんですが、成りすましてみたいメンバーは?なので…。法を犯してまで千賀さんの作った曲を聴いてみたい北山くん、ガチ勢以外の何者でもないです。あと、北山くんと二階堂くんの間で10曲もの認識の誤差があるのはなぜなんでしょうか…。

 

本当にこの2年で、千賀さんの創作物をお目にかかれる機会が増えて、1ファンの私ですらこんなに嬉しいのですから、Jr.時代からずっと願ってた北山くんなんて、その比ではないくらい嬉しいはずなんですよね。さて、そろそろBuzzの話に移りたいと思います。

 

 

  • ⑤Buzz

 

少しずつSengaism内では公開されていた千賀さんの楽曲ですが、ついに全世界に向けても公開されました。その記念すべきタイトルは「Buzz」。千賀さん自身のイントネーションは「かぶ」と同じなんですが、メンバーは「ハグ」側で言っている問題。ちなみに私も最初は「ハグ」側で呼んでたのでちょっとビックリしました。

 

先にMVのリンクは貼ったので、ここではDance Practice動画をば。私は2番サビの歌詞がめちゃくちゃ好きです、からのセイイェー、からのセイイェー、からのセイイェーーーーー、からのリンク。

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頭から離れないメロディーライン、独特な世界観の歌詞、曲調に合わせて使い分けられた歌声、そしてインパクトがありすぎる映像。どこを取ってもTHE・千賀ワールド。正直初見から3日間ほど延々とBuzzが脳内BGMになりまして、仕事に全く集中出来ませんでした(ガチ)。

 

 千之助も見れば見るほど愛着が湧いてくるといいますか、フルMVを見た後だと終盤のはっちゃけぶりに胸が締め付けられるんですよね…。なんとなく最初からオチは読めていただけに…。

 

今回MVに出演してくださったパパラピーズ、ヘラヘラ三銃士、みきおだの皆さん、Mattさんに心からの感謝を。ところで、フルMVで千之助チャンネルを登録している1人ってMattさんなんですかね?という素朴な疑問。北山くんかもしれない。

 

そして、やっと北山くんがBuzzのMVを見る機会が訪れました。現在dTVで絶賛アーカイブが配信中のKis-My-Ft2 LIVE TOUR 2021 HOME」を10倍楽しむ特番でその様子を見ることが出来ます。生配信時に見たよ!って方ももう一度見てみますと、新たな発見があるかもしれません。

 

全部文字起こしするのはさすがによろしくないので、ほんの一部だけ、どうしても語りたいところをピックアップさせていただきます。

 

「途中なんか、あれ?なかのさ?かうえ?」

「あー、中野坂上

「あとなんか、なに、え、なんか、でっけー…なんつってんの?でっけー…」

「あ、でっけー…爪って言ってます」

「爪wwwww」(崩れ落ちる)

「ワケ分からんwwwww」

「でっけー爪♪」

中野坂上〜♪」

「僕のでっけー♪で近寄ってって、爪♪でアップする」(※素で「僕のでっけー爪」って言ってます)

「俳句のようなっ」

「すごいねー」

「俳句のように発想を飛ばしてるねぇ!」

 

えー、BuzzのMV視聴時、基本的に宮田くんと二階堂くんがワイワイと盛り上がっており、北山くんはというと表情は柔らかく眼差しも優しくワイプにもよく映るものの、「はいな!」にちょっと反応した以外(声だけなんで確証はないです)「僕のでっけー夢♪」が終わるまでは特に喋っていませんでした。普段の北山くんなら終始ゲラゲラ笑っていそうなのに…。

ちなみに「僕を照らすモノ」MV視聴時には北山くんは横尾さんの顔担なのでしきりに横尾さんがシルエットな事を気にしていたので、決して視聴中は話さないスタンスでもなかったわけです。

 

で、上述のやりとりです。北山くんはあの衝撃的な映像よりも、歌詞を聞き取ろうとしていたわけです。からのセイイェー、中野坂上、ただのでっけー爪。常人には思いつかないこの韻の踏み方に北山くんは初見で気づき、惹かれたわけです。そしてそこに対して「俳句のように発想を飛ばしている」というコメント。これはプレバトで良きライバルとして競り合ってるからこそ出たコメントなのでしょう。

いっそのこと、「中野坂上 ただのでっけー爪」という句で夏井先生に査定していただきたいですね。実際俳句っぽいのは「春風吹き満つ朝 念願の初投稿」なのですが(笑)

 

何にせよ、これでようやく北山くんのでっけー夢の一部が叶いました。次は音源化、そして2人での共作を目指していきましょうね!

 

 

……当たり前ですが、千賀さんの作成した楽曲が日の目を見るのは北山くんだけでなく、千賀さん本人の念願の夢でもあるわけです。きっと楽曲制作中、企画中、撮影中、編集中、リハーサル中、投稿後、ライブ披露時、エゴサしてる間にも様々な苦労や葛藤があった事でしょう。その想いの結晶を、大事に大事に何度でも聴いて、何度でも見て、何度でも楽しんで、世界中の人に彼の魅力を広める事が、私達に出来る事ではないでしょうか?これからもBuzzを、そして今後生まれるであろう名曲の数々を愛していきましょう!

 

 

余談ですが、Buzzの歌詞に「ヒーロー」と「満つ」があるので「宏光」じゃん!とウハウハした方、他にいらっしゃるのかしら…。

  

 

  • おまけ

 

今まで北→千ばかり紹介してきましたが、実のところ千→北も結構な熱量があるのです。ただ全て語るともう一本記事が書けてしまうので、一つだけエピソードを紹介致します。

 

2016年から2019年の間には2017年と2018年があります(それはそう)。そこでは稀代の名曲、「優しい雨」と「カ・ク・シ・ゴ・ト」がリリースされ、世界中の人が元カノになったり嘘をつかれたりしました。今回は前者についてです。2017年5月発売のMyojo(集英社)、「MUSIC COLOSSEUM」発売記念の解説インタビューでした。

 

 「推し曲ってある?」

「俺は『Baby Love』が好き。歌詞がすごいオシャレで、自分じゃこんな詞、書けないなって思った」

「『自分じゃ書けないな』って感想カッコいいなぁ。実際に作詞してる人じゃないと言えないもん」

「自分じゃ書けないっす(笑)曲も、デモの時点でもカッコよかったんだけど、かなりアレンジが加わって、"こういう形にできあがったのか!"って驚いた」

「俺の推し曲は『優しい雨』」

「おい!俺のこと、イジろうとしてるだろ(笑)」

「いや、マジだもん。キタミツのソロ曲なんだけど、最初聞いたときはスタンダードなバラードだなって思ってたんだけど、何度も聞いていくうちにどんどんハマってくの。情景が浮かぶから、イメージしやすい!」

「あのね、この曲は先に映像を頭の中に浮かべてから詞を書いたから」

「へぇー」

 

だったらなんで2曲ともセトリ落ちしたんですか?

 

インタビューの途中を抜粋したので最後が淡白な感じになってしまいましたが、千賀さんは北山くんの作る楽曲が好きだと定期的に話してます。「俺この曲好きですね」などの一言だったりしますが(笑)このインタビューはかなり長くコメントしているので貴重なんですよね…。また、この時は憧れてた"実際に作詞している人"になった事実にも感無量です。 

 

これまた余談なのですが、千賀さんが30歳の誕生日にSengaism内で公開した「カヌレ」。この曲も雨にまつわる失恋曲なんですよね。ここであえて2曲の歌詞を並べてみます。 

 

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 双方めちゃくちゃ引きずりまくってるし、相手に別の恋人が出来たからフラれている(と思われる)…。

 

でも雨をテーマにした失恋曲ってだいたいこんな世界観な気がしなくもない。

 

「靴」が両方に出てくるのは恐らく偶然だとしても、最終的な着地が優しい雨「しょっぱい雨」かで大きく差異が出ていますね。結局フラれたけども相手の事を忘れられず、その涙を雨に例えているのですが、優しい雨は触覚(もしくは精神面)、しょっぱい雨は味覚にそれぞれ訴えかけているわけです。前者が実際には冷たい雨が降る中傘の下で涙が頬を滴っているのに対し、後者は室内で本来なら甘いはずのカヌレを涙と共に食している、という情景が浮かぶわけです。(※個人の感想です。)

 

といった風に、比較というよりはそれぞれに魅力があり特徴があるな〜、とこうやって楽しめる事が出来るのもまた素晴らしきかな…。いつか未来に辿り着くその日も 思い出し歌うよ 聞き飽きたMelody KitaSen's song…。

 

 

 

 

 

 

はいな!!!そんなわけで今回も短くまとめるつもりが、約9100文字にまでなってしまいました。今回は私の勝手な推量も多めなので、終始妄言吐いてるヤバい奴に映った方もいるかもしれません。ただ、引用したテキスト等は北山くん、千賀さん及びメンバー本人達が仰っていた事なので、その尊さだけでも感じ取っていただけたら幸いです。

 

最後に、2017年11月のとあるテキストを。本当に一部分の抜粋です。

 

 

「千賀が俺に『ミツ、最近曲作ってる?』『久々にミツの歌が聞きたいな』とか、珍しいことを言ってくるようになった(笑)」

「自分と違う感性の人の曲を聞いて吸収したいなと思って」

「なるほどね」

 

 

千賀さんの感性を伸ばしそれをもっと作品として感じたかった北山くん自身の感性が、千賀さんの感性に影響を及ぼしているのだとしたら。それはきっと、お互いをさらに高め合う最高の関係性ではないでしょうか?

 

 

 

それでは、また次の機会がありましたらお会いしましょう!ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました、からのセイイェー、中野坂上、僕のでっけーーーー夢!!!