北千プレバト!!対決まとめ
皆さん、お久しぶりです。前置きも何なのでいきなり本題に入ります。
北山くん、第5回金秋戦優勝おめでとうございます!!!!!!!
いやー、ついに、ついにですよ!ついに北山くんがタイトル戦優勝ですよ!北山くんのプレバト!!(TBS系)初登場が2015年なので、足かけ6年ですね。いや、6年て。私が本腰入れて北千を推し始めたときより前なんですが…!?時の流れが早すぎて、Fear…。
さて、その6年の間にプレバト!!ではいろんなことがありました。横尾さんの句が教科書に掲載されたり、宮田くんがいけばなで「宮玉の花見」という作品を生み出したり、二階堂くんが30回近く俳句査定に挑み通信簿をつけられたり、玉森くんが初登場の句で草を生やしたり、藤ヶ谷さんがようやく10周年の節目で出演したり、と挙げ出したらキリがありません。何より、『王国の蝶』という超名曲が生まれました。本当に生で見たかったですよ、目ダンス…(そこ???)。
しかし、ここは北千を語るブログです。そう、プレバト…というよりタイトル戦といえば、もはや(少なくとも私の中では)名物と化しているアレです。
タイトル戦での北千対決。そう、なぜか定期的に開催しています。Twitterでも予選の組み合わせが発表されては「北千また同じブロックなの!?」という呟きが散見されます。北千といえばケンカ、ケンカといえばバトル、バトルといえばプレバト!!、ということで、つまり北千といえばプレバト!!になるわけです。(謎理論)
今回は、そんなプレバト!!での北千対決まとめをしていきたいと思います。しかし、それらを録りためたディスクは実家にあります。そのため、今手元に残っている画像や資料だけでこの記事を書いていくので、もしかすると事実と多少異なる部分はあるかもしれません。ご了承ください。
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はじめに
まず、タイトル戦は2017年が最初であり、今年(2021年)で各5回目の開催になります。横尾さん、千賀さんは第1回俳桜戦から参加していますが、北山くんが特待生になったのは2018年11月29日放送回でした。そして彼のタイトル戦初参加は、第3回炎帝戦(2019年開催)でした。
北山くんが特待生に昇格した際の詳細はこちら。
キスマイ北山宏光が18回目の挑戦でついに特待生昇格!夏井先生「1回上がってみるか」 - もう一度楽しむプレバト | MBSコラム
その3年前である2016年7月、北山くんは週刊TVガイド(東京ニュース通信社)連載『Kissまであと何マイル?』にて、プレバト!!についての単独インタビューを受けていました。それはちょうど、千賀さんが俳句特待生になってすぐのタイミングでした。そのため、インタビュー内でも千賀さんについてこう触れていたのです。
この前(6/30放送)、千賀(健永)が特待生になった時、あいつ何も言わなかったの(笑)。マネージャーさん伝いに聞いて、「マジで!?」って。
今後の目標はやっぱり特待生でしょ!メンバーが来た時に上からズバズバ言いたい(笑)。っていうか、あの(特待生が座る)イスに千賀も座るんですよね?(悔しそうに)あいつ、いい顔するんだろうなぁ〜!ぜひとも1週で降格してほしいけどね(笑)
これ話してるときの北山くん、いい顔してるんだろうなぁ〜!!!
それにしても、特待生になった報告をしないのがもうね…THE・Kis-My-Ft2の距離感。そしてしっかり目標を達成して特待生になった北山くんも、1週で降格どころか今や名人の千賀さんもすごいですよね。その2人をさらに上回る横尾さんは、強者にもほどがあります。そりゃ2回もタイトル戦優勝しますよ!
そして、忘れちゃいけない第1回冬麗戦。この回で千賀さんは、初の特待生での優勝を果たします。新年早々結果発表で、テレビの画面を見ながら過呼吸になりかけたのも、今では良い思い出です。『雪原や星を指す大樹の骸』、歴史的価値すら感じる素晴らしい一句でした。もちろんそんな千賀さんの勇姿は、肖像画となりスタジオに飾られました。しかしそれは、当時まだ特待生になれず伸び悩んでいた北山くんからすれば…。
「いつも(肖像画みたいな)あんな顔して見てくる」
「笑いやがって」
なお、この発言をしている北山くんは当然ながら、笑いやがってます。千賀さんのこと大好きですね!
ちなみにこの回(2018年5月3日放送)では北山くん、消しゴムはんこの査定もしてまして。その際、送る相手に選んだのが千賀さんでした。理由は、以前才能アリと査定された千賀さんの作品を見て「(俺も才能アリ)いけなくないな」と思い、勝手にライバル視していたためでした。本当に千賀さんのこと大好きですね!
なお、その作品がこちら。
……天は二物を与えまくってません???
あ、私は超勝手に、『王国の蝶』の演出で飛んでるのはこの蝶だと思ってますし、なんなら曲名初めて見たとき真っ先にこれが浮かびました。偶然とはいえ、ちょっとした因果を感じてしまいますね。
こうして、特待生になる前からなんだか妙にバチバチしていた……というか北山くんが一方的にライバル視していただけなんですが(笑)2人の因縁は、ここから長く続いていくのです。
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第3回炎帝戦
最初の直接対決は、北山くん初参加のこの回でした。当時はまだ名人にシード権があったので、横尾さんは予選には不参加。早くも北千2人でのキスマイ対決になったのでした。それぞれの句がこちら。お題は『打ち上げ花火』でした。
『黒き地の正体は海揚花火』
『揚花火揺らす扇の三葵』
初戦にてまさかの季語かぶり!!!!これぞ北千クオリティ!!!
そしてこの対決で面白いのは、千賀さんは1位で見事決勝進出、対して北山くんは最下位だったところです。季語が同じでもここまで差がつくのだと、千賀さんは証明したわけです。北山くんにとっては、ほろ苦いタイトル戦デビューとなりました。
もちろん、結果発表でもケンカ(コント)は健在。5位発表時に「千賀あたり出ろ」「出んな!」とやりとりしてたり、1位発表時に「よっしゃー!やったー!」と飛び跳ねる千賀さんの後ろで、「お前自信無いって言ったじゃん!」と吠える北山くんがいましたとさ。
その翌週、決勝戦にて。千賀さんが詠んだ句は『ギムレット風死する夜に鳴る淡海』。しかしながら、結果は最下位。なぜなら…。
「千賀さん、そもそもお酒飲めないでしょ?」
「お酒は基本的に飲めないんですけどぉ、飲めないんですけどぉ!イメージというかぁ」
(それを聞きながらニコニコ笑う北山くん)
そう、千賀さんは想像100%でこの句を詠んでしまったのです。そして私の記憶が正しければ、このオンエアで一番最初に使われた北山くんの発言がこれです。ここぞとばかりに反撃してますねぇ!
かくして、予選最下位&決勝最下位という結果に終わった第3回炎帝戦でした。でも、北千のバトルは炎帝より燃え上がっていて良かったのではないでしょうか(?)。なお、横尾さんは『父語る敬遠五つ夏の雲』で5位でした。なお、1〜4位が四天王である梅沢富美男さん、東国原英夫さん、藤本敏史(FUJIWARA)さん、村上健志(フルーツポンチ)さんで埋まっていたので、かなりの健闘でした。
また、炎帝戦予選の詳細はこちら。千賀さんの句についての解説が載ってます。
夏井先生「あなたみたいな真面目な人好きです」に千原ジュニア赤面照れまくり - もう一度楽しむプレバト | MBSコラム
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第3回金秋戦
続いてはこちら。炎帝戦同様、名人の横尾さんはシード権があるため、北千は予選での対決となりました。
正直この頃は、千賀さんがタイトル戦以外で俳句査定を受ける気配が全くなかったので、プレバト!!の偉い方がどうしても北千に特待生での予選対決をさせたくて出演させてないのではないか?、と勝手に邪推してました(笑)ただ、千賀さんはこの2ヶ月後である、2019年12月5日放送の回でめでたく名人に昇格したため、特待生同士の対決としてはこれで最後となりました。お題は『冷蔵庫』でした。
番組冒頭でこそキスマイ対決と煽られたものの、北山くんの句(『秋の夜や母の怒号とピアスホール』)はあえなく6位と発表されます。前回より上がったとはいえ、やはり少々悔しい結果に。それを目の当たりにした千賀さんは、7位発表時にこんな発言を残しました。
「北山より下にはいかない」
カーーーーーッ!!!歳の差なんざ関係ねぇ、というような強気な姿勢!!!だけども、北山くんだって負けてばかりではいられません。
「は〜い、千賀おいで」
カーーーーーッ!!!謎の余裕を見せながらも、自分より下の順位で呼ばれろ、という圧をかけてきましたね!!!私だったらこんなこと言われたら今すぐ北山くんの胸に飛び込もうとして、ボディーガードに捕獲されますが!!!
で、結果としては千賀さん、最下位でした。北山より下にいってる。『野菜室百リットルの香立ち秋』という句でしたが、百リットルの野菜室がある冷蔵庫は業務用では?、といじられていましたね。ただ、ちょっと調べてみたら20万円くらいからなら百リットルの野菜室の冷蔵庫はあるようなので、さすがは千賀家だな、と思いました。(小並感)
2人して予選敗退となりましたが、決勝にて横尾さんが『天泣のプラチナ通り檸檬の香』の句で見事第3位となり、シード権を獲得しました。名人の称号は伊達ではありませんね!
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第3回冬麗戦
シード権が名人ではなく、前大会の順位での実力制となりました。ただ、前述の通り横尾さんはシード権を獲得したため、やはり北千は予選での対決となりました。偶然とはいえ、千賀さんが名人になった次のタイトル戦からこの制度になったので、私としては助かりましたが、千賀さんとしてはヤキモキしたのではないでしょうか(苦笑)
この回は9人中上位4位が決勝進出、と字面だけ見ると結構緩めに見えるルールでした。しかし、その9人の中には梅沢さんや村上さんもいるという状況。そんな中、結果はこうなりました。
『初旅や頬にぷくりとボンタンアメ』→4位
『酔い買った駅弁忘れ冬の空』→9位(最下位)
北山くん、ついにここで初の決勝進出!このボンタンアメの句、本当に可愛いですよね。
ですが、千賀さんは最下位…。ここまでどちらかが予選で9位(最下位)を取っているという。この句の敗因も、千賀さん自身がお酒が飲めないのに、酔って買ったウナギを忘れてきたお父様の心情を詠んだ句だからでは?と指摘されました。いや〜千賀家、お茶目なエピソードに事欠かないですね。
北山くんの句について解説ありの詳細記事はこちら。
俳句・冬麗戦「どんな手を使っても...」帝王・梅沢富美男の必勝策にブーイングの嵐 - もう一度楽しむプレバト | MBSコラム
さて、本番は決勝からです。MCの浜田雅功(ダウンタウン)さんが、千賀さんに誰が優勝するかの予想を尋ねました。
「僕はあの〜、北山さんですね、やっぱり。う〜ん、本戦初めてだよね?」
「すごく上から来るね」
「あのっ」
「予選最下位だからな!?!?」
「あのねっ、本戦に初めて行ったときにどういう結果を残すかって結構重要なんですよ。それでぇ、北山さんは(優勝する)イメージ出来るからぁ、ここで上位行ったらスゴイよ。本当に」
(やけに得意げな顔の千賀さん)
(笑う北山くん)
なんですかこの、北千の模範解答みたいなやりとりは…!
千賀さんって、対北山くんになるとリスペクトしながらもなぜか上から目線なところがあって、私はそこを含めて北千が大好きなのです。ケンカしながら褒めるって、かなり芸当が高いことをしていますが(笑)
さ〜て、結果発表〜!北山くんの句(『湯豆腐やくるりくるりと昆布回る』)は……6位!上位にはならず!そういえば、このときの嘘泣きが予告で使われてましたねぇ…。
と、思い出しながらちょこちょこ興奮してましたが、この回で一番の注目ポイントは何を隠そう、横尾さんの優勝でしょう!!!『庖丁始都心は計画運休』、傑作ですね。第1回冬麗戦では千賀さんに敗れた横尾さんが、同じ冬麗戦で雪辱を果たしたのには感動しましたね。スタジオの千賀さんもそりゃガチ泣きしちゃいますよ。北山くんはそんな千賀さんを見て「アイツ、情緒がおかしいな」とつっこんでましたが(笑)もし、当初優勝予想してた北山くんが優勝してたら、果たして千賀さんは泣いていたのでしょうか…?
こちらも記事のリンクを載せておきます。横尾さんの句のところに、中田喜子さんの驚く表情の写真が掲載されているのがジワジワきます。
"無冠の名人"キスマイ横尾が俳句タイトル戦初優勝!千賀も男泣きで祝福 - もう一度楽しむプレバト | MBSコラム
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第4回春光戦
先に言います。現時点で最も北千的ベストバウトはこの回です。書き忘れてましたが、春のタイトル戦だけは第3回から俳桜戦ではなく春光戦になってるんですよね。
横尾さんはもちろん前回優勝しているためシード権があり、今回も北千で予選対決……って何回目ですかこのパターン!?横尾さん強すぎません!?
ただ、ベストバウトとは言いましたが、別にオンエアで2人が濃く絡んだわけではないです。むしろ、きちんとした会話はほとんどしてないんですよ。その代わり、『Kissまであと何マイル?』にて、この予選に関しての北千の対談インタビューが掲載されました。朝8時からコンビニ5軒ハシゴして探し回りましたね…。10年前なら1軒目で見つかったのに、時代も変わりましたよ…(懐古)。その内容がこちら。
「これまでのタイトル戦は予選が1回で強敵も全員そこにいたけど、今回は予選がAブロックとBブロックの2回に分かれたことで、今までにない順位の付き方というか、ちょっと波瀾万丈な勝負になったんじゃないかなって思う。」
「俺さ、ずっと特待生5級なのよ(笑)。最近は昇格試験の時に呼ばれてないから、年間ずっと昇格しないまま、"5級の男"なわけ(笑)。でも昇格試験って、特待生から落ちちゃうこともあるよね?」
「うん、あるね。」
「それも含めて、どっちがいいのかなっていう。昇格したい思いはあるけど、冷静に考えたら、ずっと5級でいるのも簡単なことじゃないなって(笑)。今回はテーマが『絆創膏』だったけど、どうだった?俺、結構たくさん作ったから、夏井(いつき)先生に送る句は迷ったね。」
「迷うよね〜。俺は夏井先生に『実体験で句を作れ』って、いつも言われてるんだけど、句にできるほどの実体験ってなかなかないなって思っていて(笑)。フルーツポンチの村上(健志)さんみたいに、ささいな幸せを句にできるポテンシャルがなくて。でも今回は、絆創膏を使うことって誰にでもあるし、すごく身近だったから、"よし、実体験書ける!"って思って。」
「結果はぜひオンエアで確認してもらえたら…と(笑)。で、"お互いの俳句を見て、気付かされたことはあるか"ってことだけど。」
(これまでの2人のタイトル戦の句を見ながら)
「千賀さんはやっぱ、骸(むくろ)!骸みたいなのなかった?」
「あるある。『第1回冬麗戦』で1位になった句(雪原や星を指す大樹の骸)。」
「その時にちょっとビックリしてた。骸出してきた!?って(笑)。日常会話で絶対使わないじゃん。」
「ふふっ。北山さんは、前回の『第3回冬麗戦』予選の『初旅や頬にぷくりとボンタンアメ』を見た時、さっきも言ったけど、俺はささいな幸せ系の句を全然書けないから、あぁ、こういうのだよなぁって。ボンタンアメという身近なものをうまく使ったかわいい句だなと思って。」
「こういう驚きや発見みたいなのって俳句を通さないと気付かなかったよね。」
「そうだね。あと北山さんは初期の頃の句が、俺はまだよく分かんないけど、もしかしたらこれすごいのかなって感じのを書いてた(笑)。東国原(英夫)さんが1位取るような雰囲気がある句、みたいな。最初ってそうだったよね?」
「うん。それ狙ってたら、ボロクソに言われた(笑)」
「でも、そうやって指摘されたことが次の句にちゃんと表れていて、勉強熱心なところがすごく伝わってくるね。」
「千賀さんの句を並べてみると、ロマンチストだなって。"ギムレット"とか"乙女座のスピカ"なんて絶対出ないもんね。ファンタジックだしね。それにくらべて俺は、ひらがな多いな(笑)。まぁ、オノマトペで行けそうな時は行きたいっていうのはあるけど(笑)。」
「結構対照的だし、性格も影響されてるのかもね。横尾(渉)さんもまた違うし、面白い。」
えー、勢い余ってここまで書きましたが、この続きはちょこっとだけ北千WEB LOG FINALの+横尾渉の項目にあるので、そちらもよろしければ!
ちょっと何この…普段はケンカ(コント)してばかりなのに、その実長い付き合いなので、お互いのことよく分かってるこの関係性は…。尊い、とかエモい、とかそういう言葉で片付けたくない…卍我北千一生愛す卍…。
なお、このインタビューは予選収録後にしています。わざわざTVガイド様がこのような企画を出してきたからには、ただでは終わりません。オンエアで私達が見たのはそう、決勝進出権のあと1枠をかけた、北千だけを残した結果発表でした。見ているとき呼吸止まるかと思いました。
1位の千原ジュニアさんが順位の席に移動した後、残された2人の間に流れる空気の重さはさながら『ただ離婚してないだけ』(テレビ東京系)第1話の正隆と雪映のよう(誇張表現)。それを見かねた浜田さんは、観覧席の横尾さんにコメントを託しました。
「いや〜、今までのタイトル戦だと北山の安定感というか俳句をなんか分かった感あるので、北山っぽさもあるんですけど、千賀がホームランを打てばすごい句を書くんでぇ、ちょっと分かんないっすね、どっちかというのは」
神様仏様横尾渉様…いつもいつも北千を暖かく見守ってくださり、本当にありがとうございます…これからもよろしくお願いいたします…(急な謝辞)。
そして結果は!!!千賀さんが3位、北山くんが5位!!!よってこの勝負、千賀さんの勝利でした!!!
順位が発表されたときに悲鳴を上げる千賀さん、そのまま胸に手を当てフラフラ立ち上がる千賀さん、悔しがりながら順位の席に移動する北山くんの後ろでガッツポーズをする千賀さん、その後も拳を顔に当てて何か噛み締めているような千賀さん…。北山くんは結果発表後はわりとフラットな印象でしたが、千賀さんはきっといろんな感情と戦っていたのではないかと、私は感じました。
そんな千賀さんの句がこちら。『稽古場の靴ずれ血豆春の雨』。上記のインタビューで話してたように、実体験を書いた句でした。きっとこれで敗退したら、もう何を詠めばいいのか分からなくなっていたかもしれません。渾身の一句は、奇しくもその実体験を共有したメンバーである北山くんとの一騎討ちで、ホームランをかっ飛ばしたのでした。
北山くんの句は『入学式絆創膏に母のがんばれ』と、これまたささいな幸せを詠んだ句でした。これらを踏まえて上記のインタビューを読み返すと、心なしか千賀さんの声が弾んで聞こえてくる気がします。というよりも、この誌面を見た時点で、たぶん千賀さんは勝ち抜けたけど北山くんはダメっぽいな…と感じるくらい、お互いちょっと顔に出てました(笑)
キスマイ千賀、デビュー時の"血豆"句で決勝進出、夏井先生「やはり実体験は強い」 - もう一度楽しむプレバト | MBSコラム
この見出しだけでちょっと泣けてしまう私は重症です。
と、長くなりましたが。決勝では千賀さんが『二合炊鳴って新居の日永かな』で5位、横尾さんが『夕桜新居の床に宅配ピザ』で8位でした。……えっ!?横尾さんが8位!?
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第4回炎帝戦
大波乱!横尾さんがついに予選から参加となりました。そのうえ、予選は幾つかのブロックに分かれ各1位が決勝進出、2位は補欠…という現在の方式もこの回から。決勝への門がどんどん狭まっていきます。3人はそれぞれ違うブロックとなり、直接対決は避けられたものの…。
今回は先に結果を書きます。
横尾さん→Aブロック2位(『夕虹やデビュー知らせし茶封筒』)→補欠ならず
千賀さん→Cブロック1位(『かき氷密かに崩す銀河の夜』)→決勝進出
北山くん→Dブロック3位(『氷菓美美しアンディウォーホルの色彩』)
そう、結果だけ見れば千賀さんだけが決勝進出でした。ついに横尾さんが予選で散ってしまうとは…。いや、ここまでが凄すぎるのですけども。
では、どこがどう北千なのかというと、よく見てください。CブロックとDブロックなんです。つまり、同じ日に同じスタジオで収録しています。何も起きないはずもなく…。
Cブロックにて、これまで千賀さんは思い切った作風でホームランか三振だったのに、前回の春光戦では予選3位、決勝5位とある意味では彼らしくない結果になったことをいじられます。本人も「あまりにも三振が多すぎて、ちょっとあの怖くなっちゃってあの、バント狙いにいっちゃいまして」と自白。しかしすぐに「今回は大振りしました。絶対大丈夫!」と断言。スタジオは、大振り大丈夫?と笑いながらも心配する空気に。もちろん北山くんは楽しそう〜〜〜にその様子を見守って笑ってます。
で、見事ホームランをかっ飛ばし1位抜けした千賀さん。そんな彼をニヤニヤしながら横目で見る北山くん。大好きなのが全然隠しきれてない…。でも、北山くんはちょっぴりツンデレなので「振ったら当たっちゃったパターンじゃないですか?」って笑顔で言っちゃうんですね。はぁ、こんなに平和なタイトル戦予選は初めてかもしれない…。
……と、思っていた矢先。続いてDブロック。北山くんは3位に終わります。私はこの『氷菓美美しアンディウォーホルの色彩』が彼の句では一番お気に入りなのですけれども、やはり俳句の世界は厳しいです。ですが夏井先生は、作者を見てビックリ!まさかあなただったとは!と彼の成長に感嘆。またしても悔しい結果とはいえ、北山くんも少しずつ、着実に力をつけてきています。浜田さんはそんな彼を見て「なぁ千賀、黙ってたらこういうことしてるってことですよ」と千賀さんに話を振ります。この流れならもう、浜田さんに同意しつつ、自分も負けてられないですね〜的なコメントをするところでしょう…。
「そうなんですよぉ、結局ね、勉強が足りないってことですね」
夏井先生「足りないわけじゃないですよ、これは」
浜田さん「お前聞いてた!?話を」
「話、聞いてました…。」
いきなりのケンカフラグ。これだから北千厨やめられない止まらないアイノビート。まぁ、北山くん本人はその後もニコニコしていたのでケンカこそ起きませんでしたが。とはいえ話を聞いていたにせよ、いなかったにせよ千賀さんは、北山くんは勉強が足りないと思っているということ…?それとも私みたいな北千厨へのご褒美…?(ではない)
キスマイ千賀にツッコミの嵐! 狙った? まぐれ? 決勝進出の"かき氷"句 - もう一度楽しむプレバト | MBSコラム
(もう前置きを書かずにリンクを貼ります)
そんなこんなで決勝ですが、千賀さんは10位、つまり最下位(『ラジオ体操歯抜けの判や夏深し』)となってしまいました。またしてもシード権が誰もいないまま、季節は秋へ移り、そして…。
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第5回春光戦
バグではないです。半年飛びました。すみません。第4回金秋戦では最終的に横尾さんが2位、千賀さんが4位となりました。第4回冬麗戦では特別ルールで予選は無く、横尾さんが9位、千賀さんが6位という結果でした。しかしながら、北千としての対決ではないので…。(無慈悲)
皆さんの記憶にも新しいとは思いますが、第4回金秋戦から予選の組み合わせは、浜田さんがボックスから引いて決めています。そして北山くんが出演した2021年2月11日放送回で、春光戦の組み合わせが発表となりました。そう、浜田さんは引き当ててしまったのです、北千を同じブロックに…。あ、横尾さんは金秋戦で2位だったのでシード(以下略)
千賀さんはスタジオにいなかったので、後日組み合わせを映像で確認。四天王である村上さん、藤本さんがいることで「うわっ!終わった」と戦意喪失。そりゃそうなりますよね。で、北山くんについては…。
「北山さんはそんなに気にしてないですね」(無慈悲)
ま、まだ、"そんなに"だから!"いっさい"とか"まったく"とか"ちっとも"とかじゃないから!あずにゃんの「あんまりうまくないですね!」みたいなニュアンスだろうから…!(例えで年齢がバレる)
かくして、1年ぶりの直接対決。『死のAブロック』と称されたこのブロックでなんと、2人のやりとりは「ジャニーズどっちかは(決勝)行きたいよね」「ジャニーズのね、砦も守らないといけないから」だけという。というかこれも会話かどうか怪しい。それでも自分達がジャニーズを背負っている自覚があって、その使命を全うしようとしているところはさすがですね。
それでもやはり現実は厳しく。『鈍色の漁船ふちどる春北斗』『花板に握らるる雲丹淋漓たり』で仲良くスリーフォーフィニッシュ(語呂悪)。ここまで数多く戦ってきたものの、北千の順位が並ぶのは初めてだったので、ちょっとばかり喜んじゃいましたが(笑)そのあとのBブロックを観覧してるときも隣の席だったので、結果と相反して私としては楽しかったです(笑)
そして決勝では!!!あえなく散った北千の雪辱を果たすかのように横尾さんが二度目の優勝!!!神様仏様横尾渉様!!!『浜風光るスクイズの土埃』!!!君はパッと僕を追い越してなんでも出来ちゃう太陽!!!Yokoo gnuとうっせぇずの続編いつまでも待ってます!!!(どさくさ)
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第5回金秋戦
えっ、炎帝戦飛ばすの!?と思われる方もいるかもしれません。たしかに、ついに3人揃って決勝参加となったのが第5回炎帝戦ですが、特別ルールのためあえて触れません。正直、予選通過したかの確認時に1人だけ予選落ちした二階堂くんの気持ちを考えると、一切合切どうしようもないくらいに八方塞がりで一体全体現在もコロガリマワルので…。
ついにここまで来ました。浜田さんの抽選の結果、余り物には福があると言わんばかりに最後まで残って再び同じブロックになった北千。なお、横シー。(略すな)
通算で6度目となる北千の予選対決。さすがにここまでくると、本人達も思うところがあるのでしょう。一緒に組み合わせ発表を見た際、こんな会話が繰り広げられました。(なお、筆者は2人でワイヤレスイヤホン片耳ずつで分け合ってるのを見て、爆発四散しました)
「えっヤダもう、ここで争うのヤダ」
「いや共食いなのよ!何でジャニーズで共食いしなきゃいけないの?」
「これはちょっと、ねぇ…ヤダね」
「一緒に行こうよ…ねっ」
「一緒に」
「ケンカしないでさ」
「そうそうそうそう」
……『北千』でエゴサしました???????(たぶんしてる)
今まで散々共食いをしてきたというのに!このタイミングで「ケンカしないでさ」というフレーズが出ます!?まぁ考えてみたら自分達はケンカ(コント)してるって自覚はあるみたいですし!つまり、変化球を投げてきましたね!?いやいや、本当に仲良くワンツーフィニッシュして横尾さんの待つ決勝に行くのが目標なのだから、これは自然な会話では???、とパニックになったオタクが少なくともここに1人いました。
そうか、2人とも30代になり、しかも10周年やらドラマやらで忙しいし、バチバチしてる余裕もないですよね…今回はそっと見守りますか…、と意気込んだものの。予告からして、明らかに雄叫びを上げてる北山くんと、悔しそうな顔の千賀さんが映り、あ、今回もケンカ(コント)しますね…と察しました。もうそういう星の元に生まれてきてるんですよ、北千は。
「1位2位で決勝に行きたい」、そんな願いも虚しく、残った席は1位と4位。決勝に進めるのは1人だけ。そうなればもう、悠長なことは言ってられません。
「こうなってきたらもう、ライバルですからね!一緒に上がりたかったけども、うーん。これはもう勝たせていただきます」
「フッ、言ってますよね。ンヘヘッ、言ってますよね。俺勝たせてもらいますから」
これですよ、これ〜!共闘なんて生ぬるいこと言わず、真っ向勝負してこそナンボ!仲間であり、ライバル。ライバルであり、仲間。少年ジャンプ顔負けの展開。「絶対勝つ」とかではなく「勝たせていただきます」「勝たせてもらいます」なところにお互いへのリスペクトがあって、これまたPSYCHO…じゃなくて最高。
そもそもこの記事の冒頭でネタバレしてますが、勝ったのは北山くんです。同様に最後まで残って対決した第4回春光戦では千賀さんの勝ちだったので、北山くんはリベンジを果たせたわけですね。実体験を元にした「秋声や台詞をなぞる蛍光ペン」と、小説を元にした「白鯨の引き波はこの台風や」だと、やはり前者に分がありました。
金秋戦予選キスマイ対決を制したのは北山、敗れた千賀は呆然自失「ウソでしょ?」 - もう一度楽しむプレバト | MBSコラム
あまりにも北千厨ホイホイな見出しに、一瞬自分が書いたのかな?と思いましたし、記事内容も最後まで北千たっぷりなのでぜひ!
さぁ、あとは皆さんもうご存知ですね。決勝戦にて1位、2位、最下位の枠を空けて北山くん、横尾さん、森口瑤子さんが残されます。そのとき、観覧席にいた千賀さんはこうコメントしました。
「いやもうこれはもうワンツーフィニッシュでキスマイに行っても…行ってほしいですけどねぇ。でも森口さんもタイトル獲ってるから、そう。ムチャクチャ強敵なのは分かるんですけど。
もう奇跡起きろ!北山さん頑張れ!」
この時点でバカデカな奇声を自宅で上げたのですが、ちょっと落ち着いて見てみます。千賀さんは決して、横尾さんを応援していないわけではありません。むしろその逆です。横尾さんは1位か2位にはなるという確信があるからこそ、奇跡を起こすには北山さんが頑張っていただかないと!、という意味合いで出てきた言葉だと思います。もちろん多少なんなり、北山さんに優勝してほしい!、という思いもあれば嬉しいですがね?
その後、横尾さんが『フリードリンク夜学子の電子辞書』で2位となり、キスマイワンツーフィニッシュ目前。千賀さんも「ネットニュースになるぞ!」と大興奮。とはいえ、北山くん本人はプレッシャーで追い込まれています。秋を冬と間違えるという「ちょっと今緊張して訳わかんないことになってる」状態に。そんな彼に、千賀さんが言葉をかけます。
「いいよいいよ!1位獲ってくれればいいから!」
絶対1位いけるよ!、とか、ここまで来たら1位しかないでしょ!、とかじゃないんですよ。「1 位 獲 っ て く れ れ ば い い」なんですよ。千賀さんはあくまでずっと、メンバーでありライバルであり仲間であり、そして名人という立場から、特待生である北山くんを見てきているのです。そんな彼のこの声援は、果たして北山くんにどう届いたのでしょうか。余計にプレッシャーになってしまってないことを、強く深く祈り…。
で、ここでこの記事の冒頭に戻ります。
北山くん、第5回金秋戦優勝おめでとうございます!!!!!!!
その記念すべき句は『スマホ死す画面に浮かぶ指紋と月』!!!!!!!
感慨深いワンツーフィニッシュ!誰しもが6年前、『ポロポロと食べ放題だ雪あられ』や『高めから紫陽花覗く俺634』の句を詠んだ彼がタイトル戦を制するなど、予想だにしなかったでしょう。本当に、努力の賜物でしかないのです。
順位席で北横がエモエモな肘タッチ(?)をしている中、それを見つめる千賀さん。そうです、第1回冬麗戦ではご自身が優勝したとき、第3回冬麗戦では横尾さんが優勝したとき、彼の目には涙が浮かんでいました。しかし、今回はそうはなりませんでした。2人のワンツーフィニッシュに対する喜びが勝ったのか、それとも自分だけが観覧席にいる悔しさがあるのかは分かりません。まぁ、千賀さんが北山くんのために泣いたらそれはもう大事件なので…。
そこでまた、浜田さんが千賀さんにコメントを振ります。浜田さん、くじ運含めて北千厨ですか???(ではない)さぁ、千賀さんは何と言うのでしょう???
「ムチャクチャいいっすね。やっぱ『スマホ死す』って言葉が…メッチャいいっすねぇ。いやメッチャいいのってぇ!メッチャいいしか出てこないっすね」
千賀さんの語彙力が死すくらい、メッチャいい句だってことですね!!!!!!!(オチも死す)
こうして、北横がシード権を獲得したため次回は(特別ルール開催は除き)千賀さん単身で予選からの挑戦になります。果たして千賀さんは、2人が待つ決勝戦に駒を進められるのでしょうか?そして、キスマイでトップ3を独占する日は来るのでしょうか?今後もドキドキとワクワクが止まらないですね!次回もみんな絶対みてくれよな!(悟空風)
最後にもう一度…北山くん、金秋戦優勝おめでとうございます!
キスマイ北山が悲願の俳句タイトル戦初優勝、夏井先生もびっくり「まさかこの子?」 - もう一度楽しむプレバト | MBSコラム
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まとめ
結局ごちゃごちゃした文章になり、北千対決の結果が分かりにくいので端的にまとめます。いや、最初からそうしろよって話ではありますが。
☆ROUND1☆第3回炎帝戦予選(2019/7/18)
お題『打ち上げ花火』
1位『黒き地の正体は海揚花火』(特待生1級)→決勝進出
9位(最下位)『揚花火揺らす扇の三葵』(特待生5級)
☆ROUND2☆第3回金秋戦予選(2019/10/10)
お題『冷蔵庫』
6位『秋の夜や母の怒号とピアスホール』(特待生5級)
9位(最下位)『野菜室百リットルの香立ち秋』(特待生1級)
☆ROUND3☆第3回冬麗戦予選(2019/12/26)
お題『年末年始の駅弁売り場』
4位『初旅や頬にぷくりとボンタンアメ』(特待生5級)→決勝進出
9位(最下位)『酔い買った駅弁忘れ冬の空』(名人初段)
☆ROUND4☆第4回春光戦予選Bブロック(2020/3/12)
お題『絆創膏』
3位『稽古場の靴ずれ血豆春の雨』(名人初段)→決勝進出
5位『入学式絆創膏に母のがんばれ』(特待生5級)
☆ROUND5☆第5回春光戦予選Aブロック(2021/2/18)
お題『雲丹の軍艦巻き』
3位『鈍色の漁船ふちどる春北斗』(名人2段)
4位『花板に握らるる雲丹淋漓たり』(特待生4級)
☆ROUND6☆第5回金秋戦予選Cブロック(2021/9/16)
お題『読書の秋』
1位『秋声や台詞をなぞる蛍光ペン』(特待生3級)→決勝進出、優勝
4位『白鯨の引き波はこの台風や』(名人4段)
現在双方が3勝3敗、さらに細かくいえば2回ずつ決勝進出、2回共に予選敗退。そして総合的に見れば1回ずつ優勝経験有りという、とんでもない拮抗状態。正確には、第5回炎帝戦で千賀さんが4位、北山くんが7位なので、千賀さんの方が勝率は高いのですが、こちらは決勝しか無かったのであえてカウントに入れてません。
というか、予選でしか対決してないんですねこの2人!そして横尾さんはこの6ラウンド中5回シード権を獲得して、2回優勝もしているというチートぶり。果たしていつか北千のどちらかと横尾さんが、予選で対決する日は訪れるのでしょうか?少なくとも次回もシードなので、まだまだ先な気がしますね。
はい、またしても14000文字を超えるという事態になりました。こちらは完全に、個人の趣味の範囲での忘備録として見ていただければ幸いです。これからもプレバト!!にてバチバチする北千とその様子を見守る横尾さん、の光景をたくさん見られますように。(もちろん他のメンバーにもここまで上がってきてほしいですが!)最後に、今後北千対決を見ていくにあたってのライフハックを言って、終わりたいと思います。
千賀さんが北山くんにどれだけ塩対応でも、『※彼は北山くんの詠んだボンタンアメの句をかわいいと思っています』、というテロップを脳内で流すと、ちょっとしたツンデレに見えてメッチャいい気分になれます。(※個人差があります)
はい、お後がよろしいようで!(どこが?)
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!!!!!!